岬サマはあたしよりひとつ年下。


だけど、絶対に諦めたりしない!!






「絶対に岬サマにあたしの顔を覚えてもらうんだから!!」



「頑張ってね、琴弥」



「って、茜ーっ!!」





茜は興味なさそうに岬サマを見守る軍団から離れていった。


あたしはしぶしぶその軍団から離れる。






「なんで岬サマ見ないの!?」



「だってあたしには遙がいるしね」





そう、

茜には、岬サマにも劣らないような美貌をお持ちの彼氏サマがいる。



しかも、かなり愛されてて。





「…茜がうらやましい」



「そりゃありがと」





茜はあたしに向かって、笑顔でピースをした。





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