そう思っていたのは岬サマも同じらしく。
「訳分かんねー事言うな!
何で俺が人の誕生日プレゼントにならねーといけねーんだよ。
俺、第一人間だぞ!?」
「岬サマの言う通りですって笹山さん!」
二人して必死に反抗する。
あたし的には全然嬉しいんだけど…他の岬サマファンにバレた時の事を考えると…。
あまり乗り気じゃない。
「落ち着いて琴弥」
慌てるあたしを鎮めてくれたのは、父と母だった。
あたしは両親の考えている事が分からなくて、下唇を噛んだ。
「琴弥に詳しく話しておくべきだったわ。
今更だけど…聞いてくれる?」
母の優しい口調に、あたしは首を縦に振るしかなかった。
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