「よかったですね、琴弥様」 「笹山さん…」 ずっと突っ立っているあたしを見て、笹山さんはニッコリ微笑むと、地下駐車場へと足を運び始めた。 「おやすみなさい、岬様、琴弥様」 「おやすみなさい、笹山さん」 「…じゃあな」 笹山さんを見送ると、あたしは岬サマと共にエレベーターへと向かった。 今日の岬サマはなんだか、 あたしよりも、大人に見えた。 .