あたしの爆弾発言に、岬サマの口の震えは止まらない。



…言っちゃった。

岬サマに、言っちゃった。




「琴弥、おま―――」



「よしっ!これで、あたしと岬サマは仲直りしたあっ!

そういう事でいいんだよね?」



「あ…ああ………」




岬サマの返事を聞くと同時に、あたしは家の中に入った。


あたしが靴を脱いでいる間も、岬サマはポカーンと突っ立っている。




「岬サマー?入らないの?」



「…入る」




そんな岬サマの顔が少しだけ赤いと思ったのは…あたしだけかな?




さっき、半分告白したような物だったけど…

岬サマは、あたしの気持ちに気付いてくれたら嬉しいな…。




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