「琴弥ちゃん、おはよーさん!」
「ん…?」
ガヤガヤと教室が活気を取り戻し始めた中、あたしは誰かの声で起こされた。
案外よく眠っていたみたいで、あたしの口からは欠伸も飛び出す。
うーっ、と背伸びをしようとした所で、あたしの腕が誰かに当たってしまった。
「あっ…ごめ―――」
謝ろうとその人の顔を見た瞬間、あたしの表情がなくなった。
「おはようさん琴弥ちゃん!俺、挨拶したのに気付かへんかったなぁ」
「ダイ君…」
ダイ君を見た瞬間、昨日告白された事を思い出す。
顔が赤くなりそうだったけど、あたしは必死に押さえた。
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