「…ありがとう」 あたしは少し照れながらも自分の気持ちを伝えてみた。 普段感じる事が出来ない親への感謝。 それがあたしの心を刺激させていくと同時に、ふと自分の頭をある事がよぎった。 「それでね、琴弥。 あなたにプレゼントがあるの」 「へ…?」 突然母に話しかけられた事により、あたしの頭から先程浮かんだ事は消え去ってしまった。 その代わり、あたしの口はあんぐりと開く。 「プレゼント?」 「まあな。 いつも琴弥に迷惑かけてるからな」 .