絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




あたしはまばゆい程の光に、思わず顔をしかめる。


ライトでよく見えないけど、その車はどこかで見たような形をしていて。




「な…に…?」




手でライトを隠しながらその車を見つめていると、運転席の方から、スーツ姿の男性が出て来た。


その人はあたしを見るなり、優しく微笑んで手を差し延べる。




「そこに座っておられましたら、また風邪を引きますよ?琴弥様」



「…笹山さん」




いつもの変わらぬ口調であたしの手を取ると、怠くて動かない身体をそっと立ち上がらせてくれた。




「帰りましょう、家に」



「…はい」




あたしはいつものように、リムジンの助手席に乗り込んだ。




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