「こんばんは、岬君やっけ?」



「…テメェなんなんだよ」



「何って…琴弥ちゃんのクラスメートで、彼氏になる予定の男やけど?」



「はぁ!?」




呑気に挨拶するダイ君に、今にも殴りかかりそうな岬サマ。


一触即発。

その言葉が今の雰囲気にピッタリの言葉だった。




「テメェ…琴弥に何かしたらぶっ殺すぞ!?」



「そうカリカリすんなや、学校の王子様」




ダイ君は、嫌味たっぷりに岬サマを睨み付けているようで。


昨日編入してきたダイ君も、岬サマが学校の王子様という事は誰かから聞いたみたいだった。




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