絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




「お疲れ様、ダイ君」



「琴弥ちゃん、一緒帰らん?」




ダイ君はあたしに満面の笑みを浮かべる。


あたしは手のひらを前に出して合わせた。




「ダイ君ごめんね!あたし、バイトの後は早く帰らなくちゃいけなくて…」



「そーなんかぁ…。残念やな…」




その言葉をきっかけに、ダイ君は少しずつ歩き出す。


そして、数歩歩いた所で急に立ち止まってあたしを見た。




「ダイ君…?」



「俺な、今日気付いたわ」




そう言うダイ君はやっぱり笑顔。


でも、次にダイ君の口から出てくる言葉は予想外のモノだった。




「俺、琴弥ちゃんの事好きや!」




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