絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




あまりのダイ君の明るさに呆気をとられながらも、あたしはホールの仕事に集中する。


気が付けば、もう上がりの時間となっていた。




「お先に失礼します!」




あたしは同じホールの先輩に挨拶すると、小走りで更衣室へと向かった。


エプロンを脱いで制服に着替えると、急いで更衣室を出る。



家には岬サマと笹山さんがいる。


笹山さんはただでさえ忙しい人なんだから、早くあたしが家に帰って笹山さんに休んで貰わないと!



そんな事を考えながら、あたしが従業員用の出入口から出た時だった。




「お疲れ様や、琴弥ちゃん!」




あたしは聞き覚えのある声に呼び止められた。


自然に足も止まり、あたしはちょうど出入口で立ち止まっていたダイ君に目を向けた。




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