絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




あたしはそんなダイ君を見て、胸が苦しくなる。


ダイ君は、そんなあたしの異変に気付いたらしく、いつものトーンで話し始めた。




「姉貴から聞いたやろ?」


「えっ…?」



「俺らの話の事や」




あたしはダイ君の切り出してきた話に驚きながらも、控えめに頷いた。


あたしの反応を見たダイ君は、何故か安心した表情を浮かべていた。




「あの事な?さっき姉貴とすれ違った時にコソコソって言ったんや。

「琴弥ちゃんに全てを話してや」ってな」



「ダイ君っ?」



「ま、この話の続きはバイト終わってからや!」




ダイ君はそう微笑むと、小走りでオーダーを持って行った。




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