絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




事務所に独りぼっちになってしまったあたし。


複雑な気持ちで、側にあったシフト表を見る。


どうやら、沙貴さんのシフトは入っていないらしく、あたしにダイ君の事を紹介する為だけに来てくれたみたいだった。




「ダイ君も沙貴さんも、大変だったんだな…」




沙貴さんもそうだけど、ダイ君の明るさでは、そんな事考えられなかったよ。


あたしは動かない思考回路を無理矢理始動させると、ダイ君の待つホールへと向かった。






「遅かったなぁ、琴弥チャン!」



「あ…ダイ君…」




ホールに入るなり、オーダーを取り終わったダイ君と遭遇した。


ダイ君はあたしの気持ちとは裏腹に、明るくあたしに接してくる。




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