絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




結局、岬サマの震えが治まったのは、一時間目が終わろうとしていた時だった。


あたしがそっと岬サマの背中に回っていた腕を離すと、岬サマは我に返ったように、あたしを立ち上がらせた。




「ゴメン…俺、何やってんだろうな」




栗色の髪をくしゃくしゃにして自分を嘲笑う岬サマを見て、あたしはつい声を荒げてしまった。




「…我慢しなくていいよ?」



「………琴弥?」



「岬サマが辛い時、いつでも話聞くから!

だから、岬サマの感情…あたしにぶつけてよっ…!」




息を荒げるあたしを見て、岬サマの顔からは先程までの切なそうな表情は消えた。




「…やっぱりお前、変なヤツだよな」




そう呟いた声は、あたしには届いていなかった。




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