岬サマも口を開かず、一時間目を告げるチャイムが鳴り響く。
気まずい雰囲気に耐えられそうになかったあたしは、内心チャイムの存在にホッとした。
「じゃあ…ね」
近くにあったパイプ椅子に座っていたあたしは、消えそうな声と共に立ち上がろうとした。
だけど、その行動は無駄に終わる事となった。
…あたしの腕を急に掴んできたんだから。
「えっ…?」
「お前、素直になれよ」
ニヤリと顔付きを変えた岬サマは、ゆっくりとパイプ椅子からあたしを降ろして、床に押し倒した。
つまり…あたしは床と岬サマに挟まれている状況という事。
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