口元をニヤケさせながら、あたしはそっと目を開けた。


そこには…




「…よ、よぉ」



「…へ?」




あたしは夢かと思い、目を擦る。


でも、目の前の光景は変わらなくて。




「ゆ…幽霊ですか?」



「なわけねーだろ!」




病人に向かってチョップを食らわそうとしているのは、何故かベッドに腰かけていた岬サマ。



…なんでここにいるの?

学校行ったんじゃなかったの?



というか、あたし思いっきり寝顔見られたぁー!!




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