絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




あたしは傘を拾う。




「折角俺がわざわざ傘持って来てやったんだから、ありがたく使えよ」



「う…うん」




傘を急いで開くと、先に歩き出した岬サマを追いかけた。



前を歩く岬サマから二メートル後を歩くあたし。

ただ、無言の空間があたし達の間を覆っている。



気まずい、そう思ったあたしは岬サマに追い付こうと走り出した。


と同時に、あたしは足が縺れて変な声を出しながらズッコケてしまった。




「痛っ…」




予想外の痛さに自然に声が出る。


コケた衝撃で傘が飛び、身体中が雨にうたれる。




「情けな…」



「お前なんで何もない所でコケるんだよ」




コケたあたしに気が付いた岬サマは、さりげなくあたしに傘をさしてくれた。




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