どんどんキッチンに近づいてくる岬サマに、あたしの心臓は爆発寸前。 何も悪い事はしていないのに、罪悪感に似た感情があたしを襲う。 「ほら、食器」 「あ…ありがと」 キッチンに到着した岬サマはいつもの口調で食器を置いていく。 あたしはお礼を言う事しか出来なかった。 …心臓が痛すぎて。 「岬サマ…」 「何だよ」 あたしの呼びかけに、去ろうとしていた岬サマが振り向く。 今、言ってはいけない事が口から出そうになった。 「昨日の女性は誰なの?」って。 .