あたしが朝ご飯を食べ終わる頃には、岬サマも起きてきた。
眠たそうな目を擦りながら、無言で笹山さんが作ったご飯を口に入れていく。
あたしは岬サマと顔が合わせられないまま、ひたすら食器を洗っていた。
「…食った」
「食べ終わりましたね、岬サマ。
食器は私に貸して―――」
「いい。自分で持って行く」
あたしは岬サマの信じられない発言に耳を疑った。
いつもは食器でさえ笹山さんに運ばせてる岬サマが…今「自分で持って行く」って言った?
という事は…キッチンに来るって事だよね?
あわわわっ!!
どうしよう!!
急に焦りだしたあたしは、食器を猛スピードで洗い出した。
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