絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




やっぱり、岬サマはあたしの事なんかなんとも思ってないんだ。


今日の保健室での言葉は…嘘だったんだ。



正直、「少しは期待してもいいのかな?」なんて思ってたのに。



あたしの淡い期待は、儚くも散っていった。




「…大丈夫です。おやすみなさい」




あたしは出来るだけ岬サマを見ずに挨拶すると、急いでリビングを後にした。



長い廊下を進んだ、一番玄関に近いドアがあたしの部屋へと続くドア。

その向かい側が…岬サマ。



あたしは大きな音を立ててドアを開けると、ドアを閉める事も忘れて無我夢中でベットに飛び込んだ。


そして、さっきのマタニティショップでの出来事が頭を巡る。




…岬サマ。

あたしはやっぱり無理だよ。


あなたの言葉を信じる事が出来ないよ―――




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