絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-




あれから数時間後。

岬サマはいつもと変わらぬ様子でマンションに帰って来た。




「お帰りなさいませ、岬様」



「ああ…」




疲れきった表情を見せる岬サマに、あたしは無言でご飯を用意する。



正直、誰とも口を利きたくなかった。

そんな心境だからこそ、この雰囲気に触れていたくなかった。




「笹山さん。

あたし、疲れたんで部屋に戻りますね」



「大丈夫ですか?琴弥様」




心配そうな表情を浮かべる笹山さん。


岬サマは、そんなあたしをチラッと見た後、無言でご飯を食べ始めた。




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