ブランドの服を何故そんなに持っている。 いくら、姫がゴシック系の服が好きと言ってもそこまでするとは思えない。 「確かに…気になるな」 「何で毎日着てるんだろう」 悩む2人。 けれど、悩んだところで解決する訳がない。 「本人に訊けば」 本を読んでいた小鳥が小さな声で言った。 「あっ、そっか」 「そんな事にも気付かなかったんだ…意外と莫迦?」 突如姿を現した日向が緑を莫迦にした様に呟いた。 勿論、緑の耳に届いていたが日向に何かを言っても無駄だと知っている。