ボクたちは少し距離をおいて
ボクの家にむかって歩き出した






…どうしよう

怒っちゃったのかな、
ボクのこと嫌いになっちゃったかな
ボクはヒメのこと、悲しませちゃったのかな…

















すると突然!
黒いスーツを着たでかい男の人たちがボクとヒメのことを取り囲んだ






「なっ、なんだっ!?」



「真一くん!逃げてください!」






ヒメはらしくもない大声で叫んだ







「はやく!」



「なっ、なんでだよ!ヒメをおいて、いけないよ!」



「真一くん…」








とかなんとか言ったけど、
言ったトタンに後ろにいた黒スーツのでかい男に殴られて
ボクはその場に倒れてしまった





か、かっこわる!












「真一くん!真一くん!」






遠い意識のむこうでヒメがボクを呼ぶのが聞こえた