顔を上げたときに見えたのは、 ビックリする位大きく見開いた目をした 垣本智吾。 と、 笑顔であたしの目を見ている 修飛。 ふっと、 夢から帰ってきたようなあたしは 修飛から1歩さがると。 「凛。ごめん。何でもないから。」 ・・・。 なんか複雑だった。 ところが。 「お前のせいで勢いでコクッちゃっただろ」 と垣本の頭をたたいている。 ・・・。 「もうちょっと、仲良くなってから、ちゃんと言おうと思ってたのに」 ・・・。 ・・・はっ?