始業式の後。
桜がよく見える原っぱに寝そべっていた。


…聞き慣れた音。


ん…どこからかピアノの音が聞こえてくる…?



特別棟から風に乗って音が流れてきた。
始業式が終わり、午後からは早速授業が始まる。
そんな日の正午だった。


音は止まらずに、ただ風のように流れていく。
それが心地よくて、足が自然と音の流れてくる方向に向いたのは…
もう今となっては必然だったに違いないと信じている。