私は凄くショックでありながら、心のどこかにストンと納得する部分もあった。 強いて言うなら、あの狼のような瞳がそう感じさせたのかもしれない。 他者を拒絶するようなあの青い光を放つ瞳が、私の心を締め上げていた。 でも、理由なく人を殺すような人には見えない。 私は次の羽生さんの言葉を待った。