霞んでいく視界と意識の中、 月が私の方へ腕を伸ばしている。 だめだよ、月…… そんな顔しないで…… 怖いよ、月…… ねぇ、また穏やかに笑ってくれるよね……? ちょっと不器用に…… でも私、その笑顔大好きだから…… ふてくされた後、はにかむ月も大好きだよ…… だから………