エプロン姿で台所に立つ花帆にそ~っと近付く。



「花帆…… 好きだよ」



いきなりの俺の言葉に、花帆は驚いた顔をした。


その顔が中学時代の表情そのもので……


俺はそっと花帆を抱きしめた。




「誠人…… まだ信じられないけど、本当に嬉しい。私も、誠人が大好きだよ」




ふたりで、チラっと愛花の方を見て……


チュッって


かわいいキスをした。