ライアープリンセス~偽りのお姫様~



「………。」

貸し切りであろうレストランで二人っきりになってしまった…。

この時初めてこの人を『男性』として意識した。

「…どうしましょうか。」

はにかむ笑顔。

「そうですね…。」

私に聞かれても、困るなぁ。

「夢叶さん。」

「はいっ!?」

「と呼んでいいですか?」

「あ、あ、はい…。」

ドキドキした。

そして健斗さんに初めて名前で呼ばれた日のことを思い出した。