「佐倉田恭介です、初めまして。」 目の前に現れた、写真で見た人物。 想像よりも背が高く、笑うと白い歯が見えた。 「初めまして、…夢叶です。」 『御園夢叶』と今までと違う苗字を、まだ言えない。 「噂通り美しいお嬢だね。」 そう言った人は、佐倉田恭介の父の裕平(ゆうへい)だと自己紹介した。