泰明様と奥様とは、今日の会場であるホテルで落合う事になっている。 足をトントンと揺らす夢叶様同様、理解出来ない程落ち着かない自分がいた。 その正体は分っている。 自分の中で何度も否定したが、その度にまた溢れる思い。 執事として失格だ。 …でも自分もただの男だったのだ。 一番近くにいて支えているはずが、癒しと驚きをもらっていた。 ………そう、夢叶様に特別な感情を抱いている自分がいた。