ライアープリンセス~偽りのお姫様~



器用に髪を巻き、手早くメイクを済せる。

教えられたことを、理解し自分のものに吸収していく。

誰の手も借りず、全てご自分で済ませてしまう。

…しかし今日は落ち着かないご様子だ。

今日はお見合いの日。

晴れた空が眩しい程に、光を放っていた。

緊張しているのか、ため息交じりに何度も鏡を見ていた。