ライアープリンセス~偽りのお姫様~



本が欲しい、と夢叶様は言う。

洋服でもアクセサリーでもなく、本が読みたいのだと。

何冊かお持ちになっていたようだったが、新しいものが読みたいのだろう。

車の中で、浮かれた様子の夢叶様はしきりに窓の外を気にしている。

無邪気で可愛らしく見える。

書店でも真剣に選ぶ夢叶様に誰もが目を奪われる。

透き通るような白い肌に一瞬で虜になってしまう。