ライアープリンセス~偽りのお姫様~



突然、話しを振られた健斗さんは驚いた様子だ。

「はい、そうですね。」

そう言って、目線を下げた。

「竹下も、見つけたのかい?」

「………。」

健斗さんの運命の相手。

好きな人とか、恋人とかいるのかな?

こんなに素敵な健斗さんなら、いるんだろうな。

でも、一日中私の側にいて…デートとかしてるのかな?

恥かしくてうつむいているように見えた健斗さんに、少し興味がわいてきた。

健斗さんのこと殆ど知らない。

知っているのは名前と歳と…外国にいたこと、立派な執事であること。

あと…優しい人だということ。