『自分の部屋』にやって来た私は綺麗な刺繍が施されたイスに腰掛けた。 「はぁぁぁ。」 大きなため息とともに、やっと肩の力も抜けていった。 「お疲れになられましたか?」 涼しい笑顔で健斗さんは問い掛けてくる。 「そう…かな?」 色んな感情と現実が入り交じる。 この部屋までどうやって辿り着いたか、この部屋が昨日のホテルに負けないぐらい広いかなんてもう考えられない。 ただ、白を基調としたインテリアが嬉しい。 これが『お嬢様のぁ部屋』なんだろうなぁ…。