ライアープリンセス~偽りのお姫様~



小さな建設会社で、経理の仕事をしながら学園の手伝いをしている。

小学4年生から3歳までいる子供達は、両親の色んな事情でここにいた。

育児を放棄した親。

病弱で育児出来ない親。

恋人と子供を天秤に賭け、恋人を選んだ親。

聞けば耳をふさぎたくなる。

…そう考えたら私は幸せかもしれない。

もう両親の思い出は消えかけていたが、大事にされていた記憶はたくさんあった。