ライアープリンセス~偽りのお姫様~



「さぁお父さん。」

伯父さまが後ろを振り返ると、ゆっくりとその人が現れた。

車椅子に乗っていた。

「君が夢叶…かい?」

私を見上げる瞳は優しく、真っ白な髪がとても印象的だ。

目尻や口許のシワが、人柄をかもし出していた。

「…お祖父さま。」

思わず口から出たその言葉にお祖父さまは優しく微笑んだ。