…知ってた。 気付ていたよ、健斗さん。 私の手が、健斗さんの背中へ触れ、そしてしっかりとしがみついた。 優しい瞳の中に溢れる愛情を感じていたよ。 …気付いていないように振る舞っていただけ。 だって…、だって怖かったの。 こんな私が誰かに愛されるなんて。 そんな資格なんてないって。 ずっと自分に言い聞かせてたの。