「最初に話したね、僕の兄のことを。」 「はい、聞きました。」 初めて会ったときに、伯父様の兄がこのお屋敷を出て行ったと聞いた。 そのお兄さんに娘がいる。 お兄さんは亡くなってしまったが、歳の似通った私にその娘としてお祖父さまに会って欲しい、と。 確かそんな内容だった。