ライアープリンセス~偽りのお姫様~



「竹下さん…。」

不意に後ろから声を掛けられ、すぐには反応出来なかった。

聞き覚えのある声の方向に体の向きをかえる。

「恭介様。」

彼は何ともいえない、少しの笑顔を浮かべた。

「本日はお忙しいのに、ありがとうございます。」

頭を下げると、いやいやと手を小さく振った。

「夢叶さんの様子は…どうですか?」