ライアープリンセス~偽りのお姫様~



「立てますか?」

この場から、離れなければ。

騒ぎになってしまわないうちに。

コクリと頷くその表情は苦痛に歪んでいた。

肩を抱き、ゆっくりと立ち上がる。

左手の中には小さな鉢植えが大事にあった。

それをそっと受け取り、車へと歩いた。