村岡がすべてを聞いたのなら……。
僕は、僕の言葉で昔のことを話そう。
死んだはずの柚羽さんと出会ったことや、諒子さんを探して遼太郎さんに引き合わせたこと……。
「……柚羽ちゃんに……会ったの?」
村岡は半信半疑といった様子で、言葉に詰まっていた。
だけど今は、過去の思い出話に浸っている場合じゃない。
「……村岡。奏汰くんと別れたのはお母さんが原因なのか?」
過去の話を聞きだそうとする村岡を振り切って、核心を突く。
「――うん。かんなさんと関わるのがイヤだって……」
「……奏汰くんはなんて?」
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