かんなさんは刑務所に八年入って、罪を償った。 だけど……、それでも、お母さんの傷は癒えない。 癒えない傷は、やがて、娘でもあるあたしへと向けられる。 「――ごめん、少し考えさせて」 「柚……」 お母さんの気持ちは痛いくらいに分かる。 だけど……どうして? どうして、あたしと奏汰とのことに関わってくるの? ――奏汰……。 あたしはどうしたらいい? 助けてよ……――。