なんだろう? こんな風に、子供みたいに声を上げてまで泣くなんて……。 会えて嬉しかったから、なのかな? 話が出来て、ホッとしたから、なのかな? 自分でも、よく分からない。 涼は黙ってたけど、暫くして言った。 「あのさ……少しドライブしてもいいか?」 私もすぐには帰りたくなかったので、無言で頷く。 再び沈黙が続く車内。 私は相変わらず、涙が止まらなかった。