「少し、岸から離れ過ぎたかな……」 僚二がそう言った時。 足が急に痛くなった。 「痛いっ」 私はそう言うと、いつの間にか足を押さえて海に沈んでいた。 息苦しくなり、足の痛みが薄れ、意識が遠退き始めた時。 腕を掴まれたような気がして、しばらくすると息苦しさが無くなった。 と、同時に、足の痛みがぶり返す。 うっ。 「ゲホッ ゲホッ」 思わずむせる。