この想いを君に…

やがて披露宴も終わりに近付き、梓ちゃんがテーブルにやって来た。



「次はむっちゃんの番よ」

梓ちゃんはあたしにブーケを渡して光さんを見つめた。

「ええっ!!」

あたしは激しく動揺する。

隣の光さんも動揺してて。

顔が赤くなる。



きっとまだまだそこにたどり着くのは先だけど。

確かにあたしはバトンを受け取ったから。