「…それと。
近々、翔と田舎へ帰る事にしたから。
きっともう、会えないね」

梓ちゃんは息を大きく吐いて

「本当にありがとう。
…早くいい人見つけて、幸せになってよ!
きっと祥ちゃんなら、私みたいな失敗はしないから。
…幸せに生きていく事を祈ってる」



最後に少しだけ微笑んで、梓ちゃんは立ち去った。