結局やる気もないままに演劇をすることになって、私は大忙しだった。 いくらやる気が無くてもたき付けないといけないから。 それに実行委員の業務もあるし。 私はひとりぼっちで奔走した。 いつしか、人を見る余裕すら無くなっていた。