次の日の授業は全てさぼる覚悟だった。 私は朝からずっと屋上でシン兄を待っている。 今はもう2時間目の半ばか。 昨日お父さんが言っていたことを、私はシン兄に確かめなきゃいけない。 ジリジリと屋上の扉が開くのを待った。