バンパイア全開する




ベッドに潜った。


「何かゾクゾクする感じだな。吸われてる時」


「ごめんなさい…」


「違うだろ?“ありがとう”だろ?」


「……ありがとう…ございます」


「はい。よろしい♪何か欲しいもの有るか?」


「鞄の中のコンタクト」


「後で若林(奈々)か前島(穂波)に持ってこさせるよ」


「……先生大丈夫なの?」

「おぉ♪まだ20歳だぜ」

「自称でしょ」


「昔から血の気は多いからな♪大丈夫だ」


「副総長だったって?」


「前島か?」


「伊達に理事長の孫してないよ」


「だな。その前はガリガリの優等生で7:3に別けてて良い子だったんだよ♪」


「なよっちいもんね♪」


「まぁな。性格とかナリは変えられても、本心は変えられないからな♪」


「??」


「お子様にはムズい話だったな♪」


「はぁ〜!!ムカつく」

と起きあがった。
桜木と目が合った。
“ドキンッ”
又、胸が脈打つ。


「綺麗な眼だな」


「呪われた目だよ」









“ガラッ”

保健室の扉が開いた。






と同時に……