誰かが死んで 悲しかったとき流れた涙は いつかは渇いて その人がいた重みを 忘れてしまうかもしれない そんなときは どうすればいい? 大切な思い出なのに 時が経つ度薄れていって 失くなってしまって 思い出せなくなったら どうすればいいんだろう…。 人はそんな恐怖を 失って初めて気付く。 忘れたくない。 失くしたくない。 けれど今すでに 鮮明だった記憶に 靄が掛かり始めてしまった… .